20130723

Aimee Vibert

7月はJ君と私の誕生日なので(4日違い)

行って来ました。

エメ・ヴィベール。

2つ星だそうです。

家から程近く

結婚式をやっている様子をほぼ毎週末見ていたので

イマイチ食指が動かなかったのですが、

評判がすこぶるよかったので行ってみました。

相当良かったです。

前菜では、

J君が頼んだ

ランド産鴨のフォワグラのコンフィ いちじくのチャツネと自家製ブリオシュ

を一口もらったのですが、

どうして私はエビを食べているのだ

とそれまでご機嫌で食べていたオマール海老に悪態をつくほど美味しかったです。

メインのお肉の

和牛フィレ肉の塩パイ包み焼き

も絶品でした。

こっそりね

マスクメロンのスープ(デザート)は

食感は面白いけど、この味は意図したところなのかな。。

という謎な感じ。プティフールは美味しかったです。

久しぶりにちょっとした驚きがあるくらい美味しいものにも巡り会え、

コスパもよく

是非また行きたいと思えるお店でした。

ただ内装は賛否両論ありそう。

私などは

天井が高くてテーブルの間のスペースも広くてお庭(小さいけど)の見渡せる一面の窓

というだけでかなり満足でしたが(Riedelのグラスが陳列とかたまに「?」というのはありましたが)、

J君はウィーンと比較してしまうのでどうも中途半端な安っぽさを感じてしまうようで

内装に関してはイマイチのご様子でした。

でもウィーンのお城みたいなグランメゾンで北欧の王子様みたいな給仕に囲まれて

お食事してみたいかと言われると

びみょー。

アジア人の限界というものがあるような気がします。

ところで

全然話は違いますが

思い起こせば10年前の自分の誕生日には

最後の論文試験を岡山で受けていました。

誰も知る人がいない中で

初心に戻って素直な気持ちで受けようと

あえて岡山会場で申し込んだのですが、

受験生活が長くなってくると

思考回路まで似てくるのか

行ってみると知り合いだらけでした。

大阪会場に比べると

全体数が圧倒的に少ないので(100人弱?)

知り合いに囲まれた会場はさながら京大答練のようで

岡山会場の牧歌的な雰囲気も相まって

それまでの論文のように嵐のように時間が過ぎ去るのではなく

ゆったりと時間が流れていくのを肌で感じたものでした。

今でも

あのときのセミの鳴き声と静まり返った試験会場の空気を

その場にいるかのように思い出すことができます。

振り返ると

あの場所から遠くまできたものだなー

と思わずにはおれません。

10年後には

何をしてるのか分かりませんが

変わらずJ君と

色々あったねー

などとニコニコ言い合えていたらいいなと思います。