最近の
海外ドラマのお気に入りは
misfits
ロンドンに住む5人の若者が嵐の日を境に超能力を取得するというBBC制作のドラマです。
これがもしAXN(アメリカ)制作なら、
高校生の主人公達(美男美女二人、アメフト系、セクシー系、オタク系(アジア人)各一人)が突然得た超能力に戸惑いながらも巨大な敵(宇宙人襲来とか)に力を合わせて立ち向かう、当初反発しあう5人だが戦いを通じて友情が育まれ、そのうち恋なんかも芽生えて、取ったり取られたりしているうちに誰かが妊娠してそっちが盛り上がりすぎて超能力って何だっけ?みたいな感じに
なるであろうところ(そうかな)、
BBCでは、
社会奉仕活動中(軽犯罪の罰で)の見た目もイマイチな若者たちが主人公。何の敵にも立ち向かわずただ怠惰な日常生活の中で超能力を持て余す、男女集まればとりあえずまずはやることやって、その後恋が芽生えることもなくはない。友情が生まれる気配はまだない
という感じで、そのゆるさがすごく面白いです。
BBCについてNHKと同じようなイメージをお持ちの人も多いと思いますが、
BBCは相当なんでもありです。
人種、宗教、性差別ジョーク、過激な暴力シーンや露骨な性描写、日本はもちろんアメリカでも多分ムリと思われる場面もまるっと放送されます。
受信料が財源だから、政府や企業はもちろんのこと視聴者にさえに縛られず自由に表現しますよ、というのが多分基本的なスタンスなんだと思います。
一方、NHKは、受信料をもらっている以上は皆様のNHK、ということで最大公約数の中で更に中庸をいこうとする傾向が強いんじゃないでしょうか(たまに見せる逸脱の仕方は突き抜けてるようにも思いますが)。
もう一つ最近結構好きなのは、
True Blood
HBO(アメリカ)の吸血鬼ドラマです。
吸血鬼モノはアメリカ人に何故か普遍的に人気らしいのですが、
これはもうホントB級。
特に第一話のB級感は圧巻でした。
出演者、総棒読み。
カメラも全く動かず。
設定が南部の田舎町のためか画面に全く華がない。
可愛い設定の主人公はすきっ歯だし(欧米人は結構すきっ歯がセクシーだと思うのかな。。)。
そうは言っても
まず我慢して2話
というのが海外ドラマの鉄則ですから(私の)
我慢して見ていると、そのB級感も合わせジワジワ面白くなってきます。
まあ、普通そんなに暇じゃないと思うけど。