20130519

moving3

今回は

徒歩8分位のところへの引越ですが、

J君一人でソファを運ぶのも大変なので(手伝え)

業者を頼みます。

私も親元から独立してから

実に8回目の引越なのですが

引越代金はみずもの。根気強く交渉すれば相当安くなる。

というのが実感です。

引越業界の業者間の価格競争は熾烈なようです。

横浜から白金にうつったときは、

最初の一社からは8万円で見積もりを出されたところ

何社から見積もりを取っているうちに

「ありさんには絶対負けられないんですよ!!」

の一言とともに

23,000円。

破格。

今回も別の所にも見積もりをお願いしていると知るや

本日17時までにご成約頂けたら15000円安くします!

とのこと。

他社から見積もりを取らせると

最果てのない価格競争になっていくので

先んじて手を打つということのようです。

確か前回は、

ありさんに同様なことを言われて随分下がったのでありさんに決めた後、

見積もりをとった他社から確認の電話がかかってきたので

他社に決めましたー

と言ったところ、

どこに幾らで決めたのかを粘り強く尋ねられてからの、

「ありさんには絶対負けられないんですよ!!」

だったと思います。

ついでに、

「断るときは、父親が自分がやるって言い出したので業者にはもう頼まないことになった、って言って断ってください。」

と断り方までご教示くださったのでした。

なので、今回も

一応今の時点で決定した旨を伝えながら

他からも見積もりを取って競争してももらえば

もっと安くなるのかもしれませんが、

そんなにもう暇じゃない。

20130518

moving2

暗礁に乗り上げていた引越ですが、

縁故にて決定。

マンションを購入したも

海外転勤が決まってしまったため賃貸に出すことにしたという方に

運良く巡り会え、

2年弱後には必ず退去という条件はあるものの

相場よりも随分お安く

しかも入る前にリフォームしてもらえるらしく

冷蔵庫や洗濯機も入れてくれるとのことで、

家電を持たない我々としては

まさに渡りに船。

渡りに船には必ず乗るようにしています。

よかったよかった。

後は、

ベッド。

ご承知のとおり(そうでもない)

リネン命の私としては、

ベッドは家具の中で

トップクラスのプライオリティです。

リッツカールトン大阪が採用する日本ベッドか(リッツは大阪だけが日本ベッド。後はSealy)

シャングリラ、フォーシーズンズで採用するSealyか

両方試してみましたが少し身体を横たえただけでは甲乙つけ難く

かといって、

本格的に寝入るわけにもいかず(人前で目を瞑るのは結構はばかられる)

判断に悩ましい。

ちなみに私が愛してやまないハレクラニのベッドはSerta製なのですが、日本で販売してるものはライセンスで日本の会社で作ってるとのことなので予選落ち。

Sealyの方が全体的にふんわりしているのに対し(でも腰は落ちない)、

日本ベッドは少し固めで日本人好み。

接客や説明の上手さは圧倒的に日本ベッドだったのですが(青山ショールーム)、

Sealyのベッドはボトムをつけてダブルクッションにしても何と言っても安い(常にキャンペーン中)。

京都迎賓館にも納入する歴史と伝統の国産メーカー日本ベッドか

米国三大ベッドメーカーの一つとしてプラザホテルにも納入するSealyか

職人技かはたまたIQ戦略か(イメージ)。


でも、

昨日Simmonsのショールームの前を通ったら

Simmonsも悪くないかも

と思いました。

決まる気がしません。

20130509

GW kyoto

京都

行って来ました。

4年半ぶり位?

今回の宿はHyatt Regency

昔の京都パークホテルですが、モルスタが買収後、2006年にハイアットとして生まれ変わったそうです。

三十三間堂のすぐ隣なので

まずは三十三間堂から。

1000体の千手観音像があります

葛切りを食べに祇園、鍵善良房

あらゆるスイーツの中でここの葛切りが一番好きかも

祇園から鴨川へ出て三条へ

公訴事実の同一性で有名な鴨川

「鴨川の水は一分一秒たりとも同じではない。水はたえず入れかわり流れ去っているし岸辺の自然も四季折々に世の無常を映していよう。あるのは「きょうの鴨川」であり「きのうの鴨川」である。それにもかかわらず、いつの時代にもあの悠久の流れを鴨川とよんであやしまない。この場合「きょうの鴨川」「きのうの鴨川」こそが訴因であって、その一般的呼称たる鴨川が、いわば公訴事実だと考えるわけである。」
(田宮裕「刑事訴訟法[新板]」有斐閣、1996年)



木屋町

酔っ払っていると美味しい長浜らーめん

相変わらずイタい新京極を突っ切って

ただならぬイタさがつらい

錦通り

           


うちわ阿以波

うちわやさん

御幸町まで戻って更に三条へ

六曜社

私が学生の頃は六曜社派とパチャママ派がいましたが、

パチャママはなくなってた(隣にあったサウナも)。

   
このマッチ家中にあった。

   定番のドーナツ

夕暮れの鴨川沿いをてくてく歩きます。



夜は白梅


一口目からの間違いない感がすごい。女将も素敵。

節句なのでちまき

今年初鮎。
まだちょっと早い。

ご飯の後は高台寺へ。

春のライトアップはメジャーじゃないらしく人がいませんでした。
オススメ。

竹林が有名です

次の日は、まず銀閣寺へ。

岡崎(徒歩圏内)に住んでたのに
初銀閣寺
J君は来たことがあったらしい


 苔むしてます。今多分いちばんきれいな季節。


哲学の道からよーじやカフェ

あぶらとり紙屋さんだったのに。。

お昼は實徳

ぶれた
 ここのソバが私のスタンダードです。

ついでに下鴨神社

 やぶさめのところ

そして京大

すっかりキレイになりました
時計台がなければ別の大学みたい

 
でも、今月の京大新聞の見出しは「熊野寮にガサ入れ」
変わらないものもあります。
もっとも、ガサ入れはTwitterで実況されたらしい。

今回の旅行の目的である村上春樹氏公開インタビュー。



なんとこれ現在の時計台教室
佐藤憲法を学んだあの大教室はもうありません


人生の大きな転換期を過ごした京都へしかも京大に

新作の主人公と同じ歳になって戻ってくるという

作品とのフシギなシンクロニシティを感じますが

いつだって京都とは引き合うので必然のような気もしています。

さて、インタビューですが、

一番興味深かったのは、やはり「物語」のお話。

いわく、

人というのは2階建の家で、

2階には自分の部屋が、1階には家族がいて、地下1階には記憶の残骸や経験などが横たわっている。

大抵の場合、創作は地下1階でなされ、それは記憶や経験に照らし合わされるので単純で分かりやすく批評もしやすいわけなのだけど、

物語は地下2階よりも更に深く魂の暗い部分に潜み、

この物語こそが普遍的に人の心を打ち

ここへ行く通路を見つけた人は少ないというお話。

故河合隼雄氏も村上春樹氏もその深く暗い部分に正気のままで降りて行って物語に触れて戻ってくるのだけれど、

戻ってきたときには身体に糸くずがつくように、闇にまとわりつかれているとのことで、彼にとって走ることは闇払いでもあるそうです。

物語が共鳴することで人と人は繋がり合い、その物語こそが普遍的に人の心を震わせることができるという点は以前からテーマになっていたよう思いますが、

物語に(またはその周辺に)闇が潜んでいるというのは個人的にすごく腑に落ちる話でした。

昔、精神病理学の先生が精神分裂病(今でいう統合失調症)の人の治療は非常に大きな危険を孕んでいて、治療を進めていくうちに患者に「巻き込まれて」しまうことがある、

と言っていたのとおそらく同じ話なんじゃないかと

勝手に思っています。

そんな話を聞く内

学生の頃は

こういうことがこの世界で一番重要なことのように感じてたことを

懐かしく思い出しました。

今は

終わりなき日常をただ毎日幸せに生きることに懸命なわけですが、

たまにこうやって

仏像を見たりあてども無い思索をしたりすることで

そういえば人というのは奥深いものだった

ということを思い出すのも

それなりに重要なんじゃないかと思いました。

そんな旅行の締めは、

都路里

個人的には祇園小石の方が好きかな