というドラマがあるというので原作読んでみました。
俺達バブル入行組
BTMUがモデルとも言われている一流銀行で融資課長を務める主人公が、粉飾を見抜けなかったことの責任を押し付けられるところからの大逆転劇。
最初の頃はすごく面白い。
特に、自ら融資案件を取り付けてきた支店長が与信判断を急がせるだけ急がせておいて、不渡りがでるや、粉飾を発見できたなかったことを主人公の責任と叱責するのみならず、自身の人脈を狡猾に使って主人公を追い落とすことで自らの責任を回避しようとするくだりには
銀行、こういう人ホントにいそう・・
と思うとともに
人ごとじゃないわ−
と胃が痛くなる思いでした。
そんな窮地に追い込まれた主人公が不屈の精神で大逆転していくところこそが多分この小説の醍醐味なのですが、
ちょっとアクロバティックかな。。
島耕作ぽい。
うっかり、知られてはいけないはずのお金を自らの口座に送金させるとか、
うっかり、そんな送金をわざわざ記帳した上その通帳を持ち歩くとか、
うっかり、絶対に一緒にいてはいけないはずの人と公道でウロウロしてて写真取られちゃうとか、
うっかり、騙くらかした銀行と同じ銀行で隠し資産買っちゃうなど、
うっかり、裸で歩いてるんじゃないかと思うくらい相手がボンヤリなのもさることながら、
最後は愛人が出した証拠が決め手とか
多分、それ耕作で3万回見た。
でも、
鼻でせせら笑ってた学生時代と違い、
意外とカタルシス感じるあたり、
結構私も色々溜まっている模様。
全然関係ないけど
新宿伊勢丹の青柳のクリームあんみつは絶品。
その他のお食事モノがイマイチなのが最近の不思議。